vol.37_相手の立場に立って考える。【やさしさ】1505

vol.37_相手の立場に立って考える。【やさしさ】1505

上手な人間関係をつくるために知って欲しいことを話します。

仕事をしていて「自分は悪くないのに、どうして人が離れていってしまうのだろう?」と感じたことがある人は、もしかすると大事なことを見落としているかもしれません。

「自分は悪くない」なんて思っていても、相手は「あなたのことが苦手」と思っているから、離れていくのです。

まずはそこにきちんと気づき、受け止めなくては、改善できなくなってしまいます。

 仕事上の付き合いであると、いちいち怒ったり注意をしたりすることは面倒なので避けるようになりがちです。

でも「注意されないから、大丈夫」だと思ってしまう人は要注意です。

大丈夫なわけではなく、相手は単に「言わないだけ」であることが多いからです。

だから度が過ぎてしまうと、一緒にいるのが苦痛になってくるので、よほど仲を改善しようと思う相手でなければ、人は何も言わずに離れていってしまうのです。

プライベートの関係であればその人から離れてしまえばいいですが、仕事となるとそう簡単には行きません。

誰も注意をしてくれない状況では、自分で自覚することができるかというと、まずできないので、そうゆう人は、注意や指摘してくれる人がいたとしても、聞く耳持たないだけでなく、反論することが多いのではと感じます。

今日お伝えしたいことは、一緒に働く仲間の気持ちを考えないと、人間関係を壊してしまうということです。

人が「一緒にいたくないな」と感じるのはどんな人かというと「自己中心的な人」です。

自己中な人って、自分が自己中であることに気付いていないことが多いのです。

気付いてない分、厄介なのですね。

「直さなきゃ!」と思わないですから。

 自己中な行動をしてしまう人の多くが、常に“自分軸”でしか物事を見られていません。

なので「相手の立場に立って考える」というのは、いい人間関係を築くためにも、とても大切なことなんだと覚えておいてください。

 では、あなたから離れていく人は、どうしてあなたのことを苦手になってしまうのか?

それを知るためには、まずは、人が相手に対して不満を抱くことの多い、根本的な原因を知る必要があります。

 それは何かというと「自分に対して気遣いがない、とか自分のことを大切にしてくれていない」って感じることがベースになることが多いのですね。

だから人と関わる時は「相手にしていることを、自分がされたらどう思うのか?」ということを、常に考えないといけないのです。

自己中の人は、相手の立場に立って物事を考える習慣ができていないので、自分が同じことをされたら怒るようなことを、人にはやってしまいます。

「自分がされたら嫌なことは、人にはしない」というのは、いい人間関係を築くためにとっても重要なことです。

でも自己中の人は相手がどう思うか?よりも「自分の都合」や「自分の心地良さや満足感」を優先してしまいガチです。

だからこそ、相手の許容範囲を超えた、身勝手な要求をしてしまい、嫌われてしまうのです。

ただこの自己中な人っていうのは、視野が狭いだけで、別に意地悪な人というわけではありません。

本人に悪気がない分、自分がやっていることの過ちに気付いていないことが多いのですね。

自分の言動を振り返ってみて欲しいのですが、現場の雰囲気はいかがでしょうか?

微妙な空気の変化に気付いて、現場のムード作りができているでしょうか?

仕事では特に、自分のこだわりを押し付けて仕事すると、人が離れていくので気をつけてください。

はい、今日の知行合一のススメは以上です、今日も上機嫌で頑張りましょう。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。