vol.55_早いが勝ち(価値)。 【スピード】 0873

vol.55_早いが勝ち(価値)。 【スピード】 0873

直感というものの大きなポイントは、その反射的なスピードにあると思います。

何事においても早いことに価値があるのです。

麻雀塾を主宰している桜井章一さんは、弟子たちに「必ず1秒で牌を切りなさい」と義務付けているそうです。

麻雀でもトランプでもいいのですが、1秒で対応するには、次にどうするかというイメージを常に頭の中でまとめていなければならないのと同時に、瞬時の直感力がないと対応できません。

「ゆっくり考えればいい答えが出るはずだ」と私たちは考えがちですが実はそうでもなくて、実際に一流と呼ばれる人たちは、判断の早い人が多いのです。

それまでの経験の中で磨き抜かれたからこその速さではあるのですが、限られた時間でやりなさいと追い込まれることで、直感力が働き出して、しかもその方が本質を外さないということが、誰にでも経験があることだと思います。

正しく答えようとか、間違えないようにしようとして、時間をかけるのは間違いです。

何でも、早く回答することが正解です。

意思決定が瞬時にできる人というのは、準備ができているからできるのであって、意思決定のスピードを早くすると、意思決定の回数も増えます。

早く意思決定をした人にチャンスと次の回答権が回ってくるので覚えておいてください。

なので、日頃から意思決定を早くする練習をして欲しいのです。

例えば、コンビニで昼ごはんを買う時も店に入ってから「どれにしょうかな」と決めるのではなく、コンビニへ向かっているときに「今日は〇〇にしよう」「〇〇が売り切れてたら✖️✖️」と決めておくんです。

また、友人から何かのイベントに誘われたら、即断即決で返事を返せているでしょうか。

後で予定を確認して返事をするとか、参加したいけど場所が遠いなとか、決定を先延ばしにしていないでしょうか。

タチが悪いのはゆっくり考える人は行動が遅く、何かを止める決断も遅いので、ずるずると良くない状況を続けてしまうのです。

すべてが早いことに価値がありますので、意思決定のスピードを早くするようにしていきましょう。

はい、今日の知行合一のススメは以上です。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。