vol.64_目標の期限を区切る。【充実感】0746

vol.64_目標の期限を区切る。【充実感】0746

2022年、年内最後の知行合一のススメをお送りします。

目標を達成している人と目標を達成できない人との差を観察してみると、明らかにそこには違いがあります。

そのポイントは、目標に期限がついているかどうかなんです。

これは私たちの日常生活の中にも組み込まれています。

例えば、会社では年間計画というものがありますし中期5ヵ年計画があります。

子供で言うと、ピアノなどの習い事では発表会が必ずあります。

高校野球では甲子園があり、プロ野球にはペナントレースがあったりと、どんなものにもその目標には期限がついています。

これは人が生きる知恵なのです。

私たちはゴールが見える時であって、かつ、行動を起こした時にやる気が出てくるのです。

もちろん私たちの仕事や趣味の中には、そのゴールが決められていないものも少なくありません。

しかしそんな中でも、よく見てみるとその過程に小さな目標が織り込まれている方が長続きするし、やる気が出てきます。

反対に「いつになったら終わるのか」その期限が区切られてないと、力が出ません。

もしみなさんが、何かの目標を持ちながら、なかなかそれが実現化されない場合には、期限をはっきりと区切っているかどうか、チェックしてみてください。

では、期限を区切ると言うことを全てのことにおいて行えば万事うまくいくかというと、そう言うわけにはいきません。

なぜなら人の心理の中に「期限を区切ることへの恐れ」が隠れているからなのです。

例えば、あなたが素晴らしい人との出会いと、結婚を願っていたとします。

もしこの願望に対して期限が区切られなかったらたとえ2・3年の間、素晴らしい人と出会っていなくても「失敗」ではありませんよね。

しかし「今年中に素晴らしい人と出会って結婚するぞ」と決意したのに、今年中に運命の人と出会わなかったら「ああ、やっばりダメだったか」と失望します。

目標の期限を区切ると言うことは、裏を返せば「失敗の責任」を自分が負うことを宣言するようなものなのです。

ですから私たちは、目標に対して自ら期限を区切ることをためらうのです。

私の経験則に従って言えば、目標を達成するためには期限が区切られていた方が断然パワーが出てきます。

社員のみなさんにはこの年末年始の休みの間に、来年2023年の目標を立ててその期限を決め、行動を起こしてみてください。

行動のないところに変化は起きません。

目標の期限が区切られていることによって行動と意識の質が変わり、やる気が出てくるので実行していきましょう。

2023年が社員のみなさんと会社にとって、大きく成長し飛躍できる年になるようにしていきましょう!

良い年末年始をお過ごしください。

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長であり、けむやま行政書士事務所の代表行政書士です。