vol.129_社会人には『お客様』が2人いることを忘れない。【気配り】0337

社会人にはお客様が2人います。

ひとりは自社の商品やサービスを購入してくている本来の大切なお客様です。

そして、もうひとりのお客様は、自分を評価してくれる人です。

給料や出世に影響する人事評価など、自分を評価をしてくれる人がもうひとりのお客様なのです。

 

距離が近いこともあって、二人目のお客様の存在を忘れがちになります。

出来る社会人になるためには、常にこの二人のお客様の満足度を高める努力をし続けることが重要です。

例えば、皆さんの身近にいる社長や上司のことを考える、配慮する、気遣う。

これが出来ないのにお客様に配慮する、気遣うことは出来ないのです。

 

社内評価が低くいのにお客様からの評価が高いというのはなかなか少ないと思います。

まず自分を評価する人、先輩、上司から気に入られるために要望に応えることです。

 

例えば、「この書類を◯日までに作って出してね」と上司から言われたら期日より早く、60%から70%の完成度でいいから、1回作って提出してみるといいです。

そして、どうやったらいいかわからない部分を、その仕事を頼んできた上司に聞きに行くんです。

これ作ってみたんですけど方向性は合ってますか?

こんな内容で大丈夫ですか?

そうすると上司や先輩は「ここはこのままでいいよ、でもここはこういうふうにしてくれる」とか、「順調なんでこのままでいいよ」って言ってくれるんです。

 

それをお客様にも同じことをやれば、お客さんも喜ぶんです。

なぜかというと、期日ギリギリまで時間を使い、自分で考える100%の完成度で作成した仕事をお客様に引き渡すことと、完成までに何度もお客様に聞きながら、確認しながら完成した仕事をお客様に引き渡すことは、やっぱり後者の方が、お客様との接触回数が増えるので満足度は高くなります。

皆さんも、社会人になったらお客様が2人いることを忘れずに、お客様満足を高めていってください。

 

煙山 光宏

1970年生まれ。
フソウ開発工業株式会社の2代目社長で、
ジッピー行政書士事務所の代表行政書士です。